阪神・才木 第3戦先発の大役任せた ペース配分は不要「最初から全力」
チームの命運は、23歳右腕に託された。DeNAと1勝1敗で迎えるCSファーストS第3戦に阪神・才木浩人投手(23)が先発する。「すごく大事な試合になる。しっかり良い流れを先発で持って行けるように」と覚悟を口にした。
自身初のポストシーズン登板がビジター球場。さらには、勝てばCSファイナルS進出、負けか引き分けなら矢野阪神終戦の大一番で出番が回ってきた。それでも、「盛り上がっているアウェーの雰囲気を自分が静かにできたら気持ちいい」とキッパリ。プレッシャーさえも力に変え、独特な雰囲気に包まれるであろうマウンドに心を躍らせた。
「初回は大事になると思うのでしっかり0で帰ってくることを一番に考える」と立ち上がりをポイントに挙げた。一発勝負であるため、試合の流れを渡さないことが最重要。先発としてのペース配分は不要となる。
好機で打席が回ってきた場合は序盤で代打を出される可能性も高い。さらには、鉄壁の中継ぎ陣に加え、CSでまだ登板機会がない藤浪も万全な状態でブルペン待機する。コーチ陣からも「最初から思い切っていけ」と背中を押されており、「中継ぎは頼りになる先輩ばかりなので信頼している。最初から自分のピッチングができるように全力でいければ」と力を込めた。
20年11月に受けた右肘トミー・ジョン手術から7月上旬に復活し、そこから主に中10日で先発。今季は9試合に登板して4勝1敗、防御率1・53と安定した成績を残し、信頼を積み重ねた。矢野監督は「ポジティブに捉えられるマインドを持っている。そういう気持ちで投げてくれたら」と、才木らしい投球に期待を寄せた。
「いけるところまで0で抑えられるように」と背番号35。強心臓ぶりを存分に発揮し、頂への望みをつなぐ。
◆2019年のセ・リーグCSファーストS シーズン3位・阪神が同2位・DeNAと横浜で対決。初戦は最大6点差からの逆転勝利。第2戦はサヨナラ負けしたが、第3戦で梅野のV犠飛による1点差勝利を飾りファイナルS進出を決めた。3年前の再現なるか注目だ。
