阪神・中野 やっぱキーマンCS男やセ界タイ4安打 今永崩した“9球”の価値強調

 5回、安打を放つ中野
 9回、右前打を放つ中野(撮影・飯室逸平)
 9回、二盗を決める中野(撮影・飯室逸平)
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 「セCSファーストS・第1戦、DeNA0-2阪神」(8日、横浜スタジアム)

 心地よい充実感が体を包み込む。CS前日会見で矢野監督から“キーマン”に指名された阪神・中野拓夢内野手(26)が、期待に応える4安打の固め打ち。「自分が塁に出る出ないで、クリーンアップに回った時の相手のプレッシャーが違う。キーマンと言っていただいた中で、4本打てたのでよかった」と満足げにうなずいた。

 三回の遊撃内野安打に続き、五回には1死一塁で中前にはじき返して、チャンスを拡大。先制点へとつなげた。七回と九回にはいずれも右前打で出塁。そういった働きの中で中野が胸を張ったのは、この日唯一凡退に終わった試合開始直後の第1打席だった。

 「今日の状態を考えれば、立ち上がりをすんなり行かせてしまうと八回まで投げてくる」-。

 初見から今永の好調ぶりを察知。3球で追い込まれたものの、1ボールを挟んでから4球ファウルで粘った。結果的に遊ゴロに倒れたものの、「球数は十分投げさせられた」と“9球”の価値を強調した。

 「DeNAファンの声援が大きかったので、ソワソワした感じで緊張していました」と照れ笑いした中野。CSでの1試合4安打は、セ・リーグ最多タイのもの。初出場の昨年と合わせて13打数7安打、打率・538の“CS男”が誕生した。

 ◆中野、セ界タイ4安打! CSでの1試合4安打はセ・リーグ最多タイで、球団では2017年10月15日、DeNAとのファーストS第2戦で大山が記録して以来。パ・リーグ最多は5安打。また、中野は昨年CSファーストS2試合で打率.375、1打点。この日でCS通算打率.538とし、昨年から出場全3試合で安打を記録している。

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