「ウエスタン、阪神３－０オリックス」（２０日、鳴尾浜球場）

　阪神はオリックスに勝利し、ウエスタン連覇へのマジックを「５」とした。

　先発・桐敷は７回３安打無失点の快投。自己最多の７奪三振をマークした。

　打線は豊田が二回無死二塁で先制の右翼線適時二塁打を放つと、三回２死では井上が左翼防球ネット中段に突き刺す特大ソロ。今季９号で自己最多タイに並んだ。

　平田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－桐敷が好投。

　「いやぁ安定してるな。いつも通り、コントロール、球のキレ、スピードも。ボールになるのも紙一重でしょ。そういうところの出し入れもますます（良くなっている）。（六回）ノーアウト三塁での１、２番で三振取ってほしいところで取ったり、こういうところの勝負どころでの踏んばり、それは見事や」

　－投げるスタミナもついてきた。

　「涼しくなってきて、今日は８９球？普通なら完封ペースやね。それくらいのペースだったけど危なげないわな。これで６勝目か？勝ち星もあれだけど、本当に安定してる」

　－井上のホームラン。

　「井上も見事なビッグフライだ。今日のは本当にビッグフライ。ビッグフライイノウエサンだよ。（打球は）どこまで行った？ＵＳＪまで行ってるやろ。今日はＵＳＪ（台風の影響で）休園でしょ？休園でよかったよ。アトラクションのところまで十分飛んでいってるのでね」

　－前川も代打で右前打。

　「大したもんや。前川の刺激。これが井上にも火をつけてんねん。先輩の貫禄をちょっとは見せたい。そういうところでの前川の存在というのは故障して長かったけど、最後にポーンとヒットを打つやん。見事よ」

　－森木の次回登板は。

　「３つ目かな？明日ガンケルでしょ。この３連戦で何イニングか投げると思うよ」

　－マジックも５になった。

　「これはいいことだ。いつも言ってるようにファームやもん。１軍じゃね、何がマジックじゃ、静かにしといてくれという人もおるやろうけど、そんなんマジック５、どんどんどんどん、みんなそんなんで、変な緊張はないし、そんなあれじゃない。それがますます励みになる。結果はどうであれ、絶対優勝する、勝つということを言い続けてるから。コーチにも言えと言ってるから、そうじゃないと１球の重み、ワンプレーの重みを感じない」