阪神・藤浪6回1失点好投も 悔やまれる適時失策 打線の援護もなし「勝てる投手になるには」

 6回、ヤクルトに先制を許し、悔しさをにじませる藤浪(撮影・飯室逸平)
 6回、山崎の打球を処理した藤浪の送球が大きく逸れ、ヤクルトに先制を許す(撮影・飯室逸平)
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 「阪神-ヤクルト」(18日、甲子園球場)

 阪神・藤浪晋太郎投手(28)は6回2安打1失点(自責0)で降板。昨年4月16日・ヤクルト戦以来、520日ぶり甲子園星を逃した。

 初回は、この日最速157キロをマークするなど三者連続の空振り三振と上々のスタートを切った。

 注目は日本選手最多56本塁打に王手をかける村上との対決。二回先頭の第1打席は、内角高め直球を村上が捉え、大きな飛球が上がったが、右翼・佐藤輝の好捕もあって右飛に仕留めた。四回1死の第2打席は外角スプリットで左飛に。藤浪は五回までヤクルト打線を1安打無失点に抑える好投を見せた。

 だが、六回。先頭・塩見に中野の失策で出塁を許し、無死二塁とピンチを背負うと、続く山崎の投手内野安打を今度は自身が一塁へ悪送球。痛恨の適時失策となり、先制を許した。

 その後の1死二塁では村上を申告敬遠。場内はどよめきに包まれた。それでも、後続は断って最少失点に。続く六回先頭の打席で代打・木浪を送られた。

 降板後には「ピッチングの内容自体は良かったですし、最少失点で粘り切れた部分については良かったと思います。ただ、勝てる投手になるには、六回のバント処理のような細かいミスもなくしていく必要があるので、その点はしっかり反省したいと思います」と語った。

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