CS争い続く阪神 先発の西純が20歳“ラス投”で六回途中無失点 6勝目の権利持って降板

 6回、西純はA・マルティネスを見逃し三振に打ち取り雄たけびをあげる(撮影・山口登)
 6回、好リリーフの岩貞(17)を迎える西純(撮影・飯室逸平)
 6回途中で降板となる西純(中央)=撮影・飯室逸平
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 「阪神-中日」(11日、甲子園球場)

 阪神は先発・西純矢投手が安定感のある投球で試合を作った。再三のピンチを招くも5回2/3を投げて5安打無失点。1点リードを守り、6勝目の権利を持って降板した。

 立ち上がりから力強い直球に変化球を交ぜながら丁寧な投球を見せた。初回2死一、二塁のピンチを背負ったが、迎えた5番のA・マルティネスを低めのフォークで空振り三振。要所を締めて先制点は許さなかった。

 二回は先頭の高橋を投ゴロに仕留めると、続く大野は中飛に。最後は土田を二ゴロに打ち取って三者凡退。三回も3人で料理するなど、徐々に自分のリズムを作った。

 五回に1死一、三塁のピンチをしのぐと、続く六回。1死から四球とビシエドの中前打で、再び1死一、三塁のピンチを背負った。A・マルティネスを見逃し三振に斬ると、ここでお役御免。続く高橋を2番手の岩貞が空振り三振に仕留め、1点のリードを守り抜いた。

 13日には21歳の誕生日を迎える右腕。登板前には「どんどんつないでくる野球なので、連打に気をつけながらやりたい」と中日打線への対策を話していた。

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