阪神 藤浪突如乱調で痛恨逆転負け 98年以来のハマスタ7連敗 11日にもV完全消滅

 9回、試合を見つめる矢野監督。手前は二ゴロに倒れた佐藤輝(撮影・堀内翔)
 5回、DeNA打線に捕まり降板となった藤浪(撮影・佐々木彰尚)
 5回、佐野の打球を捕れず2点適時打にするロハス(撮影・田中太一)
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 「DeNA9-2阪神」(9日、横浜スタジアム)

 阪神はまさかの逆転負け。横浜スタジアム7連敗となり、8連敗した98年以来の屈辱となった。同球場では今季10敗。これは78年の開場以降、ワーストの数字そして最短で11日にも優勝の可能性が完全消滅となる。

 6連戦の初戦を託された藤浪晋太郎投手(28)が突如、崩れて大量失点された。通算1000奪三振をこの試合で達成したが、素直に喜べない。

 2度の暴投が痛恨だ。1点差に詰め寄られた五回。先頭から連打を許し、その後1死二、三塁とピンチを招いた。9番の代打・オースティンに対する初球150キロ・スプリットがワンバウンドし、梅野が捕球できず。三走・楠本が生還し、同点を許した。

 なおも1死三塁で、2ボールから投じた155キロ直球が外角低めに外れ、梅野のグラブをかすめる暴投に。三走・伊藤光が生還し、まさかの形で勝ち越しを許した。

 結局、オースティンに四球を与えると、桑原、佐野に連打を浴びて1死満塁と窮地に陥った。ここで3番・佐野が高々と打ち上げた左翼線への打球が、左翼・ロハスの前にポトリと落ちる適時打に。ベンチはたまらず、交代が告げられた。

 序盤3回は、DeNA打線を1安打無失点に抑える圧巻の投球を見せていただけに、まさかの事態。4回1/3を今季ワーストの7失点でKOとなった。「ストレートに狙いを絞られて、うまく打たれてしまったという印象です。そんな中でも、なんとか粘りながら、もうひと踏ん張りしたかったなと思います」とコメントしている。

 打線は初回に近本の右翼線への先制打、大山の右犠飛で幸先良く先取点を奪ったが、二回以降は相手先発・上茶谷から決定打が出ず。三回までは毎回安打も、四回からはぱたっと安打も止まってしまう。打線の流れも悪く、藤浪が失点。悪循環が続いてしまい、敗戦につながってしまった。

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