阪神・西純 「孤独に耐えろ」福留の言葉胸に雪辱の20歳ラスト登板へ

 話しながらランニングする西勇(左)と西純(撮影・山口登)
 練習を終え、笑顔を見せる西純(撮影・田中太一)
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 阪神・西純矢投手(20)が8日、甲子園での投手指名練習に参加。今季限りで現役を引退する福留の金言を胸に、投手道を極める覚悟を示した。タテジマのユニホームで一緒にプレーしたのは新人だった20年の1年だけだが、共に過ごした日々は財産となっている。

 「福留さんからの『孤独に耐えろ』という言葉が印象に残っていて、『自分の意志を持って、プロ野球選手として練習をしないとダメだぞ』と鳴尾浜で言っていただきました」

 生存競争の厳しいプロの世界で生き抜いてきたベテランの言葉だからこそ、説得力がある。西純の心には強く響いていた。「やっぱり自分が小学校の頃から活躍されている人なので…」。球界の大先輩に、尊敬のまなざしを向けている。

 次回は11日・中日戦(甲子園)での先発が濃厚だ。13日に21歳の誕生日を迎える西純にとって、“20歳ラスト登板”になる。6月26日の同戦(甲子園)では4回1/3を投げ、9安打4失点(自責3)。「全然良くなかった」と反省するだけに、今回はリベンジを狙う。

 「どんどんつないでくる野球なので、連打に気をつけながらやりたい」。中日打線を抑えて6勝目を挙げ、ルーキーイヤーから成長した姿を見せる。

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