【小山正明氏の眼】阪神の勝因は西純の粘りに尽きる
「阪神5-0DeNA」(25日、京セラドーム大阪)
攻撃陣が効果的に得点を挙げた試合ではあるが、この日の勝因は阪神・西純の粘りの投球に尽きる。
直球に力は感じたが、制球力を含めた全体的な状態は前回登板のヤクルト戦ほどではなかった。ただ、初回から走者を背負いながら得点を許さない粘り強さが光った。
8連敗中だった18日のヤクルト戦に続き、この日も連敗中での登板となったが、重圧を感じている様子も見られない。負けられない試合状況で、その姿は頼もしく映った。西純自身も自信を得る勝利となったのではないか。
阪神は残り25試合。CS圏内の3位にいるチームにとって、今後の戦いを考えると、西純のような勢いのある投手は貴重な存在だ。
青柳、西勇、伊藤将に西純を加えた先発陣を中心に、阪神は投手力が鍵を握っているのは言うまでもない。CSを含め、先を見据えた戦いにも期待が持てる勝利となった。
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