阪神・大山4安打 復帰後初猛打ショー ど派手“お目覚め”満塁2点タイムリー
「巨人1-6阪神」(21日、東京ドーム)
ど派手な“お目覚め”だ。3点リードの八回。1死満塁で阪神・大山が打席に立つ。六回の前打席では、1死満塁から遊ゴロ併殺打に倒れていただけに「“なんとしても”という感じで入りました」と気合がみなぎった。
巨人5番手・高梨のカットボールを捉えた打球が中前で弾む。差を5点に広げ、試合を決定付けた2点適時打。今季の満塁での打率は12打数7安打の・583、17打点。「才木が粘ってくれて、次も満塁でチャンスが来た。才木にも、カバーしてくれたチームにも感謝しています」と仲間に謝意を示すところが大山らしい。
1~3打席の安打と合わせ、この適時打で2020年10月16日・ヤクルト戦以来、自身5度目となる4安打となった。復活を印象付けた主砲は、5日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱。当初は無症状だったが、その後に発熱などで3、4日苦しんだ。
「症状があってしんどくて、ずっと寝ていました」と明かしたが、その間にチームは連敗を重ねていく。「本当にどうすることもできない。とにかく時間が早く過ぎてくれ」。そう思いながらも「自分が戻った時に、どうやったらチームのプラスになれるかを考える時間もできましたし、帰った時に頑張ろうと思っていました」と自らを奮い立たせた。
「落ち着ける材料となる4本のヒットになったし、最後もいいタイムリーだった」と矢野監督。打点はリーグ2位の73打点。復活を遂げた大山が、70打点の3位で続く佐藤輝とともに、チームを引っ張っていく。
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