「巨人１－２阪神」（３日、東京ドーム）

　阪神・矢野監督が試合後、ボナファイドルールが適用されて併殺となったプレーについて言及した。

　場面は七回１死一塁。梅野の遊ゴロで一塁走者の熊谷が二塁に滑り込んだ際、勢い余って右足が上がり、ベースカバーに入った吉川と接触した。両軍監督がリクエストを要求するワンプレーだったが、原監督が指摘した「守備妨害」が認められ、二塁の熊谷とともに打者走者の梅野もアウトになっていた。

　矢野監督は試合後に審判団からの説明は聞いていないとした上で「逆の立場で見ても（納得）。（熊谷も）妨害しようと思ってないけど、いまベースが低くなっているから、あいつのスピードでいけば、やっぱりベースを追い越しちゃうんで。きょうは近めのスライディングやったから余計に勢いでいっちゃうから」と語った。

　また「でも相手であれば、俺もリクエストするだろうし。まあ、ああいうふうになれば今は大概取られちゃうので。それは仕方ないかなと見ていたけど」と心境を吐露した。