阪神・青柳“宴ジョイ”どすこい被弾に思わず拍手「あんな気持ち良いホームランは久々」

 2回、阪神・青柳は西武・山川にソロを許す(撮影・山口登)
 2回を投げ終わった阪神・青柳(右)はベンチで岩崎らと笑顔を見せる(撮影・田中太一)
 1回を投げ終えて広島・小園(右)に迎えられる阪神・青柳(撮影・堀内翔)
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 「マイナビオールスターゲーム2022・第1戦、全パ3-2全セ」(26日、ペイペイドーム)

 夢舞台を楽しんだ。全セの先発として阪神・青柳晃洋投手が2回1安打1失点と奮闘だ。

 「ちょっと緊張しましたけど、オールスターで先発さしてもらえるのは何回もあるか分からないですし、すごく光栄。楽しむことができました。小学生だったり中学生だったり、見てる人の憧れになれるようにと思って投げてました」

 唯一無二の変則右腕が強打者に立ち向かう姿を、多くの子どもたちが目に焼き付けただろう。いきなり見せ場を作った。1-0の初回先頭・柳田(ソフトバンク)は外角ツーシームで空振り三振。試合前に行われたホームランダービーで決勝進出を決めた全パのスラッガーを斬って取り、野球ファンが集った場内からは拍手が起こった。続く浅村(楽天)には四球を与えたが、3番・吉田正(オリックス)は低めツーシーム1球で一ゴロ併殺に。持ち味の打たせて取る投球も披露した。

 2-0の二回には先頭・山川(西武)に真ん中ツーシームを完璧に捉えられて左中間席へソロを被弾。それでもマウンド上から拍手を送り、「あんな気持ち良いホームランは久々に打たれました。きれいに飛ばされたので、称賛しかないです」と“祭典”を存分に楽しんだ。

 球宴ならではの交流も。侍ジャパンの同僚・大野雄(中日)とは白熱の投手戦を演じた5月6日・中日戦(バンテリン)について話をしたという。「ファンの方から『お前のせいで(大野雄の)完全試合がなくなった』って言われましたって話をしたら、僕(青柳)が投げていいピッチングしてたんでそれに乗っていけたよって言ってもらえた」と感謝。さらにヤクルト・高橋が「人のブルペンを見るのが好き」と青柳のブルペン投球を後ろから見学したという舞台裏も明かした。

 夢の2日間が終われば勝負の後半戦。「ヤクルトをどうやって抜かすかを考えて、一勝一勝、積み上げていきたい」。さらなる夢を虎党に見せるべく、全力で腕を振る。

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