阪神・近本2安打1盗塁 さすがお祭り男!球宴通算13の9 左翼守備にも充実感
「マイナビオールスターゲーム2022・第1戦、全パ3-2全セ」(26日、ペイペイドーム)
夏の祭典で力を発揮してきた阪神のヒットメーカー・近本光司外野手が、今年も球宴で快音を鳴らした。セ・パの一流選手が集う夢舞台。“お祭り男”の打って、走っての2安打1盗塁に福岡のファンが沸いた。
「こんな満員の中で久々に野球ができて(うれしい)。安打はあまり意識していなくてホームランを打ちたかったですけど(笑)。1年目に1本打ってますが、今日の試合の雰囲気からしてホームラン打たなあかんな~と」
初回は足で魅せた。無死一塁で迎えた第1打席。2球目にヤクルト・塩見が二盗を成功させ、得点圏に走者が進む。カウント1-2からの5球目を引っかけ、一ゴロかと思われたが、快足飛ばして内野安打だ。
続く牧の打席で塩見に負けじと初球に二盗を試み、楽々と成功。三回1死は3番手・則本(楽天)が2球目に投じた155キロ直球を逆らわずにはじき返し、左前へと運んだ。五回2死ではロッテ・小野の前に球宴初三振を喫したが、「ホームランだけ打とう」とフルスイングを披露した。
19年に初出場した球宴は甲子園でサイクル安打を達成。球宴打率は・692(13打数9安打)と数字も圧倒的だ。左翼守備も振り返り、「レフトの方が楽しい。いずれはレフトを守りたい」と充実感を漂わせた。