阪神・矢野監督 奇跡のドラマ起こす「信じた中で貫けるか」 3連勝締め虎党に感謝

 「阪神1-0DeNA」(24日、甲子園球場)

 阪神は歴史的V字回復で、今季初の勝率5割での前半戦フィニッシュだ。大山悠輔内野手の中犠飛で挙げた1点を、4投手が完封リレーで守り切り3連勝締めで最大16あった借金を完済。広島と並んで2位に浮上した。

 有言実行の3連勝が、奇跡のドラマの序章となる。「絶対に3つ取る」と、指揮官自ら強い意志を示して臨んだ、球宴前のラストカード。1点差を鉄壁の中継ぎ陣で守り切って3連勝を決めた試合後、矢野燿大監督は何度も『ドラマ』というワードを用いながら虎党に感謝の思いと、さらなる後方支援を願った。

 「後半、ドラマを起こす舞台が整ったと思うので。ここから本当のドラマを起こすには、まだまだみなさんがドラマを信じてくれて、そして僕たちがそのドラマを起こすんだという気持ちを、さらに高めた後半にしていかないとダメなんで」

 歴史的な連敗を重ね、開幕1カ月で借金は最多16まで膨らんだ。そこから3カ月で完済し、今季初の勝率5割。前半戦2位タイでフィニッシュを決めた。常に前向きな矢野監督ですら「ここまで来られるというのは、簡単に想像できるわけではなかった」と話す、驚異的な巻き返し。当然、この先にも続きがあると信じている。

 首位を独走するヤクルトとの差は11ゲーム。「その差を考えるよりも、俺たちの戦いをどれだけできるか。ドラマを信じた中で貫けるか。それが一番大事。ぜひドラマを起こしたい」。残り49試合。監督ラストイヤーで、球史に残る奇跡の逆襲劇を完成してみせる。

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