阪神・佐藤輝 二塁打&三塁打王いける 初回に適時三塁打で青柳をアシスト

 1回、右越えに適時三塁打を放った佐藤輝(撮影・佐々木彰尚)
1回、先制の適時三塁打を放ちスライディングする阪神・佐藤輝。左はヤクルト・村上=神宮(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト0-8阪神」(8日、神宮球場)

 阪神・佐藤輝が初回に特大の先制適時三塁打を放った。三塁打は今季4本目でリーグ2位タイ。二塁打25本はリーグトップで、“二塁打&三塁打王”の可能性も高まってきた。

 逆風が吹く中、長距離ヒッター特有の高弾道が右翼席へ伸びる。佐藤輝は「取らないでくれ!」と願いながら激走した。打球はフェンスに張りついた右翼手のグラブをすり抜け、柵の上部に直撃。6試合ぶりの打点となる適時三塁打で試合の主導権を引き寄せた。

 滞空時間の長さを生かし、「一個でも先に行こうと思って」と迷うことなく三塁まで進んだ。長打力だけでなく、足もある“走れる4番”は二塁打と三塁打を好ペースで量産している。本塁打はトップの村上と15本差だが、ロングヒットでチームに貢献している。

 首位のヤクルトに完勝。佐藤輝は「相手がどこでも関係なく勝つのが大事だと思うので、目の前の試合を頑張って戦いたい」と闘志を燃やした。主砲が打線を引っ張り、まずは残り5の借金を完済する。

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