阪神・小幡 根尾撃ち1安打2打点 昇格即!同世代の星から適時打「うれしかった」

 「阪神10-0中日」(25日、甲子園球場)

 1軍舞台での対決に闘争心が沸き上がる。同世代のスターをプロの舞台で打ち砕いて見せた。昇格即スタメン起用された阪神・小幡竜平内野手が1安打2打点。根尾から左前適時打を放ち、「甲子園のスターなんで。打ててすごくうれしかったです」と手応えをかみしめた。

 四回に犠飛を放ったが、五回を終えてスタメンで唯一、安打を打てていなかった。迎えた六回、1死一、二塁の場面。根尾の外寄り直球をはじき返した。抜てきに応えると同時に、ライバル視していた同学年との勝負を制した。

 延岡学園の「4番・遊撃」で出場した2018年のセンバツでは1安打を放つも、国学院栃木に敗れ初戦敗退。夏は宮崎大会で敗れ聖地には届かなかった。同年の甲子園は春夏連覇を達成した大阪桐蔭の根尾&藤原、金足農の吉田らが脚光を浴びた。ドラフトで阪神から2位指名を受け「順位は違いますが、プロに入れば同じ。もちろん負けたくないです」と“甲子園の星”たちに対抗心を燃やしていた。

 根尾とは初対戦で、「真っすぐが速かったんで。その真っすぐをはじき返せたことがよかった」とうなずいた。今季は開幕1軍を果たし、4月は10度のスタメン出場とチャンスを与えられた。だが、打撃面で思うような結果を残せず、5月6日に2軍降格となった。

 鳴尾浜では直球への対応という課題と向き合い、右足を踏み出すタイミングなどを試行錯誤してきた。見事結果に結びついたが、小幡は表情を緩めない。期待の成長株がさらなる結果を求め、1軍に食らいついていく。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス