阪神の交流戦でのポイント「1番・近本と2番・中野のつながり」中田良弘氏の視点

2回、中前へ先制適時打を放つ近本(撮影・田中太一)
 2回、近本は佐藤輝の適時内野安打で生還する(撮影・山口登)
 7回、安打で出塁した近本は二塁へスタートを切り盗塁を決める(撮影・田中太一)
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 「阪神4-0巨人」(22日、甲子園球場)

 阪神は二回に4点を奪い、伊藤将のプロ初完封で巨人3連戦勝ち越しを決めた。今後に勢いのつく勝利となったが、阪神OBでデイリースポーツ評論家の中田良弘氏は、この日の巨人戦を分析した上で、24日の楽天戦(甲子園)から開幕する交流戦でのポイントを挙げた。

  ◇  ◇    

 2軍から上がってきた伊藤将が好投したように、阪神は投手陣が安定している。それだけに、交流戦でもいかに打線が得点を奪えるかということが重要となる。敵地ではDHも使えるが、ポイントは1番・近本と2番・中野だろう。この日の巨人戦を見ても分かるが、無得点だった初回も先頭の近本の安打からチャンスが生まれ、二回は近本の先制打を含む4得点となった。

 やはり、近本が塁に出るのと出られないのとでは大きな違いがある。投手の立場で考えると、まず近本を出すと足を警戒しないといけない。その上で、そこで併殺を取りにくい中野を迎えるのは嫌なものだ。だからこそ、1番・近本と2番・中野のつながりが重要で、打線の中でこの2人を離すことなくつなげておく形が良い。

 チームとしても、ここで交流戦を迎えることを前向きに考えればいいのではないか。セ・リーグ相手だと大きく連勝しないと、なかなか差が縮まらないところで、交流戦であれば阪神だけが勝って他のセ・リーグ5球団が負ける日が出ることもある。ここで流れを変えられるように、戦ってもらいたい。

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