矢野阪神 早くも今季10度目完封負け マルテ復帰も貧打解消ならず 鯉にまた勝てず

 選手交代を告げベンチへ戻る矢野監督(撮影・飯室逸平)
 9回、マルテは中飛に倒れる(撮影・山口登)
 9回、最後の打者となった大山(撮影・飯室逸平)
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 「阪神0-3広島」(10日、甲子園球場)

 矢野阪神が早くも今季10度目の完封負けを喫した。5月に入ってこれで4度目の完封負けと、貧打に苦しんでいる。

 右足コンディション不良から1軍復帰したマルテが「3番・一塁」に入り、大山を「5番・左翼」、今季初スタメンの北條を「6番・三塁」に起用。右打者を並べて左腕・床田に対したが、六回2死一、二塁でマルテが空振り三振に倒れ、九回無死一、二塁の好機も無得点と、最後まで攻略できなかった。

 先発の西勇は走者を出しながらも五回まで無失点と粘りの投球。だが、六回無死一塁からマクブルームに痛恨の左越え先制2ランを浴びた。6回を105球、7安打2失点で今季3勝目はならなかった。

 今季の広島戦はこれで6敗1分けと未勝利が続く。開幕から広島戦の6連敗は1988年の10連敗以来、34年ぶりの屈辱となった。また、今季はこれで先発左腕に対して1勝12敗。左対策も大きな懸案となっている。

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