阪神・大山 反骨同点弾 7番降格も意地の柳撃ち2ラン「チームのために」

 「中日3-4阪神」(8日、バンテリンドーム)

 待ちに待った一発だ。1-3の七回、阪神・大山のピンクバットが快音を奏でた。フルカウントから柳のスライダーを左中間へ。4月29日・巨人戦以来の5号同点2ランで、バンテリンドーム今季チーム初の2得点以上を記録。「チームのためにできていなかったところがあるのでよかった」と胸をなで下ろした。

 チームの低迷と連動するように、自身も苦戦が続く。試合前まで打率・231、得点圏打率・219と低空飛行。6日まで4番を務めたが7日は今季初の6番、この日は開幕当初の7番に甘んじた。

 「切り替えないとやっていけないので反省はしっかりしますが、いつまでも引きずっていることはできない。次の試合で、というところ」と大山。歯がゆさも悔しさも胸の奥に押し込むしかない。この日も二回1死二、三塁の好機に見逃し三振。四回の2打席目も2死走者なしで右飛に倒れた。左翼席の虎党はため息。しかし七回、大山の打球が飛び込むと、総立ちでバンザイの大喜びだ。

 母の日の活躍に大山は「母親もそうですが、いろんな方の支えがあってできていると思う。その気持ちを忘れずやっていきたい」と優しい表情を少しだけ引き締めた。

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