阪神・ドラ1森木に“洗礼”公式戦初先発4回6失点KO「修正しきれず」ホロ苦デビュー

 2回、3点を献上し厳しい表情でベンチに戻る森木
 2回、呆然と打球の行方を見つめる森木(撮影・石井剣太郎)
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 「ウエスタン、広島7-1阪神」(4日、由宇球場)

 課題の数が、収穫の数だ。阪神のドラフト1位・森木大智投手(高知)が2軍公式戦に初登板。5四死球で4回6安打6失点とホロ苦デビューとなった。

 「準備段階からあまり状態が良くなくて、それを理解した上での入りだったんですけど、なかなか修正しきれず、置きにいった甘い真っすぐを打たれた」

 試合前、ブルペン投球前のキャッチボールでは遠投を行い、軸足の感覚を確認。だが、初回から苦しんだ。先頭・宇草に死球、続く羽月に四球を与えると、安部に高めのスプリットを中前へはじき返され、先制点を献上。さらに1死二、三塁で林に直球を捉えられ、2点適時打を浴びた。

 “プロ初先発”した4月26日の練習試合では、社会人相手に5回無失点と圧倒。ここまで制球を乱すことはプロ入り初めてだったが、「良かったんじゃない」と平田2軍監督。「カープさんに感謝だな。森木はこれで一段と大きくなれる」と今後の成長に期待した。

 「今週7日間を振り返って、次の登板を頑張りたい」と森木。この日の悔しさの分、プロの世界で大きく羽ばたく。

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