阪神・佐藤輝“鉄人化”への取り組み 昨季の失速を教訓に積極的にサプリ摂取
「ヤクルト3-11阪神」(24日、神宮球場)
阪神・佐藤輝は今季から健康機器メーカー・ファイテン社と正式契約を結んだ。1年目の昨季は蓄積疲労にも苦しんだスラッガーが、疲労回復等のためにこれまで摂取しなかったサプリメントやコラーゲンなどを導入。同社の手厚いサポートを受けながらケガに強い体を作り、2年目の大爆発を狙っている。
昨季は初めてプロ野球のシーズンを経験し、知らず知らずのうちに疲労が蓄積していた。佐藤輝は今年、フルイニング出場を目標に掲げており「振って、振って、振っても疲れない体、動いても疲れにくい体を作りたい」と疲労回復を最優先している。
数種類のサプリメントの提供を受けるが、アミノ酸・抗疲労成分「イミダゾールペプチド」を摂取できるサプリメントを服用している。同成分は、長距離を飛来しても疲れない渡り鳥の原動力となる素材を元にしているとされ、担当者は「激しい運動の翌日に、疲れが残らないような形を目的にしています」と、疲れに強い体を作るためのアイテムだという。
これまで、佐藤輝はサプリメントを摂取したことがなかった。ただ、糸井を通じて疲労回復のサプリメントを紹介されたことが服用のきっかけとなり、体をいじめ抜いたキャンプでも、毎日欠かさずに摂取していた。
野球は肩、肘、膝、手首などの関節を酷使しやすいスポーツ。疲労回復とともに酷使しやすい箇所を補うため、コラーゲンも補給するようになった。骨を形成するカルシウムなどは牛乳や魚、ヨーグルト、チーズなどの乳製品で補えるが、コラーゲンを効率良く摂取できる食品はなかなかない。
そこで、コラーゲンの入ったサプリメントの提供も始まったという。担当者は「若い時は関節の回復なども早いのですが、どうしても補充しないといけない部分が出ます」と力説する。他にも食生活のバランスを整えるために酵素なども取り入れ、効率的にエネルギーを吸収しているそうだ。
ケガを未然に防ぐためにも、日々のケアは怠らない。143試合をフルで戦い抜く屈強な肉体を手に入れ、パフォーマンスの向上につなげていく。(デイリースポーツ・関谷文哉)
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