阪神・矢野監督一問一答 「この1勝だけでもこんだけ喜んでくれるんやな」

 完封勝利の青柳を迎える矢野監督(撮影・金田祐二)
 ファンの声援に応える矢野監督(撮影・佐々木彰尚)
 ナインを迎える矢野監督(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト0-6阪神」(22日、神宮球場)

 阪神が連敗を4で止め、ビジターの今季初勝利を挙げた。エースの青柳が自身3年ぶりとなるプロ2度目の完封勝利。打線も初回に4番・大山が先制の3号2ランを放ち、七回にはロハス・ジュニアの3号3ランなどで4点を追加した。試合後の矢野監督はスタンドからの大きな声援に、「この1勝だけでもこんだけ喜んでくれるんやな」と感謝の思いを口にした。以下一問一答。

 -青柳が快投。

 「振り返ってみれば初回が大きいなと。先制した中でピンチを迎えて粘ってくれたというのが、その後にもつながったし。その後はヤギらしくテンポ良く、特に後半になればなるほどゴロを打たすというね。もちろん大事なところで三振というのもあったけど。初回が大きかったんじゃないかな」

 -七、八、九回の三者凡退も簡単ではない。

 「流れのまま、疲れも出る中でより丁寧にというような感じでいけた。また、ちょっと緩いボールも使ったりとか、そういうところの青柳のバリエーションというか幅というか、そういうものは身についてきているからかなと思っています」

 -この2試合はエースと呼べるような投球では。

 「まあ2試合でね、エースとは言われないんで。やっぱりシーズンが終わった時に『去年最多勝を獲って、今年もヤギやったな』となれば。もちろんシーズン終わった時にエースと言ってもらえる、2試合ではエースになれないんで。でもそれに値するようなね。まあアイツも開幕に出遅れたっていうのは悔しい思いでやってくれてるし」

 -初回に大山が先制弾。

 「あそこから結局、点が入らないっていうのが嫌な流れではあったけど。一気に流れを持ってくるというところでは2本のホームランっていうのは大きかったし。テルも内容がいい感じで、きょうのバッティング練習から良かったんでね」

 ービジターで苦しい試合が続いたが、きっかけになる勝利。

 「まあね、カードの頭でしっかりいい流れをヤギが作って、バッター陣もちょっと乗っていけそうな部分も出つつあるような試合を作ってくれたし、今もね、神宮だけかな、こう球場の中を通ってね。もちろん負けたときは野次られることもあるけど、この1勝だけでもこんだけ喜んでくれるんやなと俺もそこは感じたし、またそういうところから、もちろん、俺らも諦めてるわけないし、ファンの人も諦めていないっていうのを俺も感じられたので。あそこを通るのはもちろん、負けたときは嫌なときもあるんだけど、こうやって勝つことですごく喜んでくれるというのを俺自身、改めて実感できたので。そういうところで元気もらえたんで。全員で勝つっていう、そういうところを見せていきたいなって改めて感じています」

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