阪神・西勇が痛恨5失点 4点守れず4回1/3KO 今季初黒星喫する

 「DeNA5-4阪神」(19日、横浜スタジアム)

 阪神・西勇が表情を失った。同点の五回1死一、二塁。宮崎に勝ち越しの適時二塁打を浴びてKOされた。いずれも今季自己ワーストの8安打5失点。この試合前まで両リーグトップの防御率0・40を誇っていたが、背信投球で今季初黒星を喫した。

 リードが4点に広がった直後の二回。無死満塁のピンチを招いて2点を失い、連続無失点イニングは20回2/3で止まった。さらに、四回に3本の長短打を許して同点。最後まで狂った歯車を元に戻せず、今季自己最短の五回途中67球で力尽きた。

 開幕9連敗で迎えた5日・DeNA戦で完封勝利を飾り、苦境のチームに今季初勝利をもたらした。通算の対戦成績も前回まで16試合で8勝4敗、防御率2・05。だが、4点リードを守れなかった。

 「芯で捉えられているケースが多かったので。ベース上のキレというのが、まあ本来の感じじゃなかったんやろうなとは思うけどね」と矢野監督。期待値が大きかっただけにダメージは大きい。次戦でやり返すしかない。

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