阪神ガンケル 安定感戻った7回1失点 フォーム修正「今回はよかった」
「阪神0-1広島」(10日、甲子園球場)
本来の姿に戻った。阪神のジョー・ガンケル投手(30)が7回3安打1失点の好投。味方の援護に恵まれず、今季初勝利とはならなかったが、昨季までのような安定感ある投球で試合を作った。
四死球0でテンポよく凡打を重ねた。「マクブルームに失投を捉えられましたけど、それ以外は有利なカウントでゲームを進めていけた」。二回、先頭の新助っ人にソロを浴びたのが唯一の失点。緊迫した投手戦の中、懸命に最少失点で踏ん張った。
「本当に前回が全然ダメで、今回はよかったと思う」と手応えをにじませた右腕。今季初登板だった3日・巨人戦(東京ド)は初回、中田に満塁本塁打を浴びて4回4失点。早い段階で相手にペースをつかまれ、敗戦投手となった。
結果が出なかった原因は明確だった。投球後に体が一塁方向へ流れ、リリースポイントがばらついたことで制球が乱れた。その部分について「簡単に言うと、真っすぐホームに向かって投げる」と修正。勝利にはつながらなかったが、今後への期待感を漂わせた。
まだシーズン序盤。ガンケルは「こういう波がなく、安定した成績を残せるように」と次戦以降を見据えた。助っ人右腕の復調を、巻き返しの材料としていく。
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