阪神・湯浅 七回の男任せろ!4年目で初開幕1軍「やるからには」V方程式入り狙う
プロ4年目で初の開幕1軍入りが決まった阪神・湯浅京己投手(22)が23日、勝利の方程式入りに意欲を示した。度重なるケガを乗り越えた右腕がリリーフとしてブレークを目指す。
才気あふれる若武者にチャンスが訪れた。「素直にうれしいのと、ここからが本当のスタートだと思う」。オープン戦は6試合でわずか1失点。防御率1・42で、6回1/3を投げて7奪三振とアピールし、開幕メンバーに名を連ねた。
チームは“七回の男”の台頭が待たれている。岩崎、ケラーにつなぐポジションは現状、固定されておらず、開幕後も流動的になる見込みだ。「自分のやるべきことをやって結果を出していくだけ」と湯浅。「やるからには勝ちパターンで投げたい」と信頼を積み重ねてポジションを確立させたい考えだ。
昨春はキャンプ中に右足肉離れを発症。「この時期はまともに野球ができていなかったので、自分の中では幸せというのが大きいです」と野球ができる喜びをかみしめる。19年には2度の腰椎骨折とボールを握られない日々を乗り越えてきた。
「リハビリ期間にお世話になった方に野球で恩返しができるように」と意気込んだ右腕。スアレス退団による戦力ダウンを補う存在となってみせる。
◇湯浅京己(ゆあさ・あつき)1999年7月17日生まれ、22歳。三重県出身。183センチ、81キロ。右投げ右打ち。投手。背番号65。聖光学院高からBCL・富山を経て、18年度ドラフト6位で阪神入団。プロ3年目の21年6月3日・オリックス戦(甲子園)で初登板(救援)。
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