阪神・糸井 40歳元気いっぱい!2戦連続先発で猛アピール 矢野監督高評価「ヨシオはいいね」
「オープン戦、ソフトバンク6-9阪神」(16日、ペイペイドーム)
超人の鋭いライナーがペイペイドームの中前で弾んだ。初回に2点を先制し、なお1死二、三塁。このチャンスに2試合連続「6番・左翼」で先発出場した糸井が燃える。立ち上がりに苦しむ松本の143キロを振り抜き、2者を生還させた。
「ランナーがスコアリングポジションにいるときはすごい自分も集中して。ネクストからしっかり準備していけてる証拠なので」
ここぞの一打に超人も納得顔。得点圏打率は脅威の5割。若き4番・佐藤輝の後の6番は勝負師・糸井にお任せだ。ライバルのロハスが3試合連続無安打と苦しむ中、40歳の開幕スタメンがいよいよ現実味を帯びてきた。
矢野監督も「ヨシオはいいね」と高評価。左翼での先発起用についても「守って打ってというリズムも、開幕が近づいてきたしやっておく必要がある」と本番を想定していることを明かした。
超人に追い風も吹いている。この日、ヤクルトの開幕投手が小川と発表された。昨季は3打数無安打と苦戦したが、通算では23打数7安打、打率・304の好相性。「3・25」からライアン撃ちに期待は高まるばかりだ。
前夜は六回にオープン戦2号を中堅テラス席に突き刺すと、七回に佐藤輝がオープン戦1号をマーク。「シーズン中でできたらいいね」とアベック弾に意欲満々。今年も後輩・佐藤輝との“近大タッグ”は破壊力抜群だ。
試合前にはソフトバンク・柳田と交流。近大の後輩・佐藤輝と3人で盛り上がった。キャンプではほぼフルメニューを消化し、矢野監督から野手MVPに選ばれた超人。「僕も若い子らと一緒にやることで体が動いた」と元気いっぱいだ。オープン戦は残り3試合。開幕スタメンを目指して、糸井は最後までアピールを続けていく。
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