「阪神２軍春季キャンプ」（１１日、安芸）

　今年初の２軍対外試合となる１２日の四国銀行戦（安芸）の前日となったこの日は、投手はブルペン投球や投内連携、野手は重盗防止の練習やランダウンプレーなどの確認を行い、汗を流した。平田監督は１２日のスタメンにドラフト６位・豊田（日立製作所）を抜てきすることを明かした。

　平田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－スプリントコーチの秋本真吾氏が２日間指導。

　「新人の自主トレとかも見てもらってるけど、前のクールとかはピラティスとかウエートトレーニングの先生とか、このキャンプにいろいろな先生に来てもらって、なんかの野球にプラスなればいいってことで続けて来てもらってるよね」

　－中野がサブグラウンドで練習強度を上げていた。

　「それはまだトレーナーから報告を聞いてないけど。（秋本さんとマンツーマンでやっていた）そういうことも含めて中野なんかはいい勉強。けがの功名じゃないけど、故障したからと言っていっぱいやることがあるんで、また次に復帰した時に自分の引き出しになればいい」

　－２軍は明日が初実戦。

　「楽しみだね。新人の豊田もスタメンで出るし、前川が今日卒業式で夜帰ってくるんで、ちょっとゲームはどうかなってとこだけど。今までの練習をどうゲームで、３月のオープン戦とかそういうのに呼ばれるように、結果を出していくかという、内容も含めてだよ。内容と結果を。毎年そうなってくるわな」

　－原口の守備位置は

三塁か。監督直々にノックもしていたが。

　「真面目に取り組んでくれるんでね。心を動かされるんだよ」

　－ＪＲ四国との試合がなくなった。

　「森木も最後ぐらいに投げられるかなっていうところだったけど、日曜日（練習試合・西武戦）も天気悪いでしょ？ピッチャーが渋滞するんで。６試合組んでいたのが、明後日天気良ければいいけど、もう１つ雨になれば４試合になるんでね」　－今日は野村克也氏の三回忌。

　「（野村氏の息子で阪神２軍コーチの）克則とも話したんやけど、去年くしくもヤクルトの７３勝が（野村氏が阪神、ヤクルトの監督時代に付けた）背番号やねん。阪神は７７勝、星野さんの（阪神時代の）背番号の勝ち数やねん。勝ち数が野村さんの背番号と星野さんの背番号。克則は気づきませんでしたって言うからね、そういう不思議な数字って、不思議な縁があるんやでと言うて話しとったところよ。数字にはそういうマジックがあるわけよ。なんかの縁があるねん」