阪神・ガンケル 新加入ウィルカーソンと共闘で最後まで1位「良い競争生まれる」
来日3年目を迎える阪神のジョー・ガンケル投手(30)が5日、アメリカで行っている自主トレを、球団を通じて公開。開幕ローテを争うライバルとなるウィルカーソンの新加入に刺激を受け、V実現へ共闘を誓った。
「全ての球種でストライクが取れるいい投手だと思うね。彼が加入することで、外国人選手内でも良い競争が生まれる。いい選手がいることでチームはより強くなると思うね」
15年にレッドソックスのスプリングトレーニングで対面。2Aや3Aでの対戦経験もあり、“ライバル”の実力は知っている。コントロールが自慢のガンケルが太鼓判を押すほど、ウィルカーソンも制球力が高い。切磋琢磨(せっさたくま)しながら悲願へ貢献する意気込みだ。
来日2年目の昨季は9勝3敗、防御率2・95と安定した成績を残し、先発ローテを支え続けた。「先発として勝利に貢献できることをチーム、自分自身に対して証明できた」と自信を深めた。
現在は下半身強化のトレーニングを重点的に行っている。「投球的な部分は春季キャンプで投手コーチと取り組めるからね」。今は一年間戦う土台を作り、徐々に戦闘態勢を仕上げていく。
今季の抱負に掲げたのは、リーグ優勝&日本シリーズ進出。「昨季は達成できずに本当に悔しい。昨季のように(開幕から)いい形でスタートして、最後まで1位にいられるように」。個人成績よりも、チームの勝利-。優勝への渇望を原動力に、甲子園のマウンドで躍動する。