阪神・矢野監督、野村イズム継承&日本一誓った 新庄ビッグボスと再会で刺激も

 日本ハム・新庄ビッグボス(右)の前を通って献花に向かう阪神・矢野監督
 野村克也氏をしのぶ会に参列した矢野監督
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 阪神の矢野燿大監督(53)が11日、神宮球場で行われた野村克也氏をしのぶ会に出席。1999年から3年間、阪神の監督、正捕手という関係だった恩師へ感謝の思いを伝え、野村イズムの継承を誓った。会場では「何十年ぶり」に、日本ハム・新庄ビッグボスと会話したという指揮官。新たな刺激も受け、日本一への思いをさらに強くした。

 濃密な3年間の記憶がよみがえる。神宮球場の電光掲示板に流された野村氏をしのぶ生前の映像には、若かりし精悍(せいかん)な顔つきの矢野捕手のそばで、野村監督が笑みを浮かべるベンチ内の写真もあった。

 「本当に一番近くで確率の高い“ぼやき”をたくさん聞けた。『次落ちる球じゃないか』と言うと落ちる球が来るし、次こうじゃないかっていうことが、すごく当たるのを聞いていた。それは自分の中で大きな感じる力になっていった」

 ノムさんが阪神の監督に就任した1999年に初めて打率が3割を超えた。その後も打てる捕手として2度の優勝に貢献できたのも、ベンチで聞き続けた“ぼやき”があったからこそだ。

 「めったに褒められなかった」。代表者が弔辞で紹介するエピソードに「みんなそうだったんだな」と思い起こしたこともあった。

 99年4月、長崎での横浜(現DeNA)2連戦。「当時、球の速い投手がなかなかいなくて。『古田もそうだ。どうしようって考えられて、お前にとっての成長につながるんだ。頑張るんだぞ』と。本当に一生忘れない」。矢野のリードもあって連勝を決めた試合後に唯一、褒められたことを思い出した。

 この日は刺激を受ける出来事もあった。「あいさつしたぐらいやけど、ほんま何十年ぶりやろうというぐらい久しぶりに」と明かしたのは日本ハム・新庄ビッグボスとの再会だ。「新庄自身、監督として挑戦していく。俺も監督という立場はあるし、いち野球ファンとしてどういうことをしてくれるのかという興味、楽しみはある」。同じ監督としての挑戦を始める、元チームメートとの会話に心が躍った。

 甲子園の監督室にはノムさん直筆の色紙『野球に学び 野球を楽しむ』が飾ってある。「毎日見ながら監督をやらせてもらっているんで。ID野球を受け継ぎながら、でも楽しむっていうことにも挑戦していきたい」。ヤクルト・高津監督は弔辞の中で日本一達成の報告をした。2022年、今度は矢野監督が最良の報告を届ける番だ。

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