宜野座に阪神ファンが帰ってくる!春季キャンプ観客制限解除 臨時12球団代表者会議

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 宜野座にファンの熱気が戻ってくる!日本野球機構(NPB)と12球団は29日、臨時12球団代表者会議をオンラインで開催し、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、来春キャンプにおけるガイドライン作成の進捗(しんちょく)状況を確認。現状でキャンプ地を訪れるファンの制限は行わない方針で、2年ぶりに虎党の熱気に満ちた春季キャンプが戻ってきそうだ。

 球春到来を告げるプロ野球の春季キャンプ。シーズンへ向けて汗を流す猛虎戦士たちを後押しする熱いまなざし、そして笑顔が宜野座村野球場にあふれる-。待ちわびた光景が来春は広がりそうだ。

 この日の会議では、春季キャンプにおけるガイドラインの作成状況を確認。NPB・井原事務局長は「ほぼほぼでき上がり、専門家チームの先生のチェックをいただいているところ。12球団と早めに共有し、各自治体との話し合いに使ってもらいたい」と説明した。

 その上で、春季キャンプでの見学へ訪れるファンの制限に関しては「現時点ではその(制限しない)方向です」と特別な制限などは行わずに受け入れる形で、キャンプ地の自治体と調整を続ける。

 この2年間、新型コロナウイルスの感染拡大がプロ野球にも大きな影を落としてきた。阪神1軍が沖縄・宜野座村で行うキャンプも、2021年は政府と沖縄県独自の緊急事態宣言下で玉城デニー沖縄県知事の要請を受け、無観客開催となった。

 ドラフト1位入団の佐藤輝が大きな話題を呼び、連日豪快な柵越えの打球を飛ばす中、その姿をファンが現地で見ることはできず。また地元経済にも大きな影響を与えていた。

 ただ、国内の新型コロナ感染状況は落ち着きを見せ、政府も大型イベントなどの行動制限について段階的な緩和を続けている。

 プロ野球も春季キャンプからシーズンへと各球団が徹底した感染予防対策を講じ、レギュラーシーズン143試合を完走。27日に日本シリーズが終了し、新型コロナ禍で2年目のシーズンを終えた。

 キャンプ地で「ワクチン・検査パッケージ」などを活用するかについて井原事務局長は「そのあたりは3県(宮崎、高知、沖縄)の自治体の担当者に確認をしている」と詳細は今後詰めていく予定だ。

 活気ある春季キャンプの実現は、新型コロナ禍を乗り越えた一つの証しとなる。ファンあってのプロ野球、そして阪神タイガース。それを再認識した2年間だ。22年2月、心強い存在に支えられた猛虎軍団が、沖縄の地から覇権奪取へ動き出す。

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