岡田彰布氏が「日本シリーズを思い出した」場面とは? 阪神が作戦を見破られた五回

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が6日、甲子園で行われた「JERAクライマックスシリーズ ファーストS セ」で本紙の解説を務めた。攻撃面での分岐点となった五回無死一塁からのヒットエンドラン失敗について、「オリックスの時の日本シリーズを思い出したよ」と語った。

 五回、ここまで菅野に対し1人の走者も出せていなかった阪神打線は、先頭のマルテが左前打を放って出塁した。そして続く糸原の2球目、マルテは一塁からスタートを切った。しかし巨人バッテリーはウエストし、マルテは二塁手前で悠々とアウト。完璧に読み切られ、岡田氏は「オリックスの時の日本シリーズを思い出したよ」とつぶやいた。

 1995年のオリックス-ヤクルトの日本シリーズ。「初戦で最初に出したサインを古田に読まれてな。完璧に外されて失敗したんよ。すると仰木さんもようサインを出さんくなった。シーズン中とは違うサインにせなあかんかったり、色んな影響が出てまうんよな」と回顧した。

 最初のチャンスを相手バッテリーに封じられ、打線は5安打で完封負け。継投のタイミングについても「悔いを残したらあかん」と指摘していた。

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