阪神、CSローテ確定 伊藤将、ファーストSブルペン待機 西勇ファイナルS投入!

 CSのローテ構想について明かした矢野監督
キャッチボールで調整する伊藤将
 練習試合に先発し、5回4失点だった西勇
3枚

 阪神のCSローテが4日、固まった。矢野燿大監督(52)はこの日の練習試合・大和高田クラブ戦(甲子園)で先発し、5回4失点だった西勇をファイナルSで起用する考えを明かし、伊藤将のファーストSでのブルペン待機も明言した。また、2位に終わったリーグ戦を総括し、リーグ最多77勝を挙げながらも優勝を逃した悔しさを、逆転日本一に向けてぶつけていく。

 14年以来7年ぶりのCS突破へ、先発ローテが出そろった。6日から始まる巨人とのファーストS(甲子園)は初戦・高橋、2戦目・青柳、3戦目までもつれた場合はガンケルが控える。矢野監督は秘策も披露した。

 「将司(伊藤)は中(継ぎ)に入れようかなって。(ファーストS)3戦に関しては」

 伊藤将はルーキーながら先発で10勝。その中で、ブルペン陣に厚みを加える役回りを担えるのは、一時離脱していた西勇にメドがたったから。巨人に勝たなければ、何も始まらない。

 10日からのヤクルトとのファイナルS(神宮)に勝ち上がった場合は初戦に秋山、2戦目が西勇の見込み。ファーストSで伊藤将が登板しなかった場合、2戦目に先発する可能性も出てくるが、現時点で5人の先発を計算できることは大きい。

 この日の西勇は、痛打される場面もあるなど5回4失点。指揮官は「芯で捉えられるところも多かった」と課題も挙げた上で、ファイナルSの先発を託す考えだ。

 「ええピッチャーだと思うので、いい課題が見えたと思って登板に向けて準備していってくれたらいい。本人に任せるしか、何か俺ができることない」

 ここからが新たな勝負。ポストシーズンにV逸の悔しさをぶつける覚悟だ。就任3年目はリーグ最多77勝を記録しながら2位。素直な胸の内もさらした。

 「本当にわずかな差というところに責任を感じますし、自分の考えや采配や言動などで変えられた部分もあるかなっていう悔しさはなくならないんですけど、結果を受け止めて僕自身も成長していかないといけない」

 短期決戦では若手の成長を促すだけでなく、勝ちに徹する。大舞台の空気感を味わってほしいという親心もあるが「勝ちにいくわけで。経験させることだけが来季につながると思ってない」ときっぱり。厳しさも押し出して、最後に逆転日本一をつかむ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス