阪神・岩崎 V逸の悔しさ日本一で晴らす 東京五輪も経験「しっかり仕事したい」
阪神の岩崎優投手(30)が31日、レギュラーシーズンでの悔しさをバネに、CS突破からの日本一を誓った。今季は主に“八回の男”としてチームを支えた左腕。ブルペンを支える男が、短期決戦に向けて燃えている。
「シーズンの悔しい思いを晴らせるチャンスがあるので、しっかりそこの舞台で仕事をしたいと思います」。今季は62試合に登板し、41ホールド1セーブで防御率は2・65。東京五輪の野球日本代表にも選出され、フル回転した。
安定した成績は残したものの、10月26日の最終戦では0-3の八回に痛恨の失点。「終盤の10月頃は1つの負けがすごく響いてくる状況。自分があそこで打たれていなければ、失点していなければということを常に思い続けていた」と、正直に心境を打ち明けた。
それでも、すでに前を向いている。この日は甲子園で行われた全体練習に参加。いつもと変わらぬ様子で、汗を流した。
五輪での緊迫する戦いも味わい、短期決戦の経験は豊富。「投手は全球が勝負球ぐらいの気持ちで投げることが大切」と一球入魂の心構えを示した。普段はクールな左腕。ただ、ここぞの場面では左拳を握ることもあった。CS、そして日本シリーズでも全力で左腕を振る。
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