阪神悪夢 17残塁の大拙攻で痛恨黒星 ヤクルトVマジック9に

6回、代打糸井(7)が空振り三振に倒れてベンチで肩を落とす阪神ナイン(撮影・堀内翔)
6回、小野寺が投ゴロを放ち三走大山が本塁を狙うもタッチアウトになる(撮影・堀内翔)
試合後に右翼席のファンにあいさつをする矢野監督(最後方)ら阪神ナイン(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト6-4阪神」(10日、神宮球場)

 阪神は投打とも振るわず接戦を落とし、ヤクルトの優勝マジックが9に減った。

 首位・ヤクルトにこれ以上、離されないためにも負けられない一戦。しかし、先発・ガンケルが3回2安打2失点で降板とリズムを作れなかった。来日初の2桁勝利を目指したが、初回、先頭の塩見に四球を与えると、1死から山田にも四球、4番・村上には死球で1死満塁。制球を乱し、ピンチを招くとオスナに先制の左前適時打を浴びて試合の主導権を握られた。

 さらに三回には2番・青木にバックスクリーンへ8号ソロを被弾。球数は48球だったが、2点ビハインドの展開となり、四回に打席を迎えたところで代打を送られて降板となった。

 打線も決め手を欠いた。初回から得点圏に走者を進めながらもあと1本が出ず。2点を追う四回には、中野の2点適時打で同点。さらに相手の失策で一時勝ち越したが、その後は打線がつながらない。九回も2死一、三塁でマルテが凡退するなど、トータル17残塁。何度も作った好機を生かすことができなかった。

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