阪神・平田2軍監督 大逆転日本一「選手に感謝というか、教えられた」

ファーム日本一を決め、マウンドで喜び合う阪神ナイン=ひなたサンマリンスタジアム宮崎(撮影・高部洋祐)
ロッテに勝利し、首脳陣と喜ぶ平田2軍監督(中央)=撮影・北村雅宏
9回、小幡の一塁ゴロを、一塁手・福田光が後逸し、阪神が勝ち越す(投手・小沼)=撮影・北村雅宏
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 「ファーム日本選手権、ロッテ2-3阪神」(9日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 阪神が最終回の逆転劇で2018年以来3年ぶり6回目のファーム日本一に輝いた。平田2軍監督にとっては、10年のファーム日本選手権で逆転負けを喫したロッテにリベンジを果たした。

 2点を追いかける九回に遠藤の適時打、相手の適時失策で逆転に成功。土壇場で意地を見せ、ファーム日本一をつかんだ。

 投げては、先発の村上頌樹投手が6回2失点。2番手・藤浪は最速162キロの直球が威力抜群で三者凡退に抑えた。

 最優秀選手賞は遠藤。優秀選手賞は片山とロッテの森が選ばれた。最優秀選手賞には賞金50万円、優秀選手賞には賞金20万円が贈られる。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -11年前のファーム日本選手権とは真逆の結果になった。

 「逆やねえ。2010年は逆にやられたんでね。そういう意味で、また一つ選手に教えられるわ」

 -最後まで、集中力を切らさなかった。

 「何とか塁に出て、高山が出てというところからのスタートなんでね。高山も今年1年間、悔しい思いをして、ファーム選手権の2本のヒット、こういうことも来季につなげるというそういう気持ちの表れじゃないかな」

 -試合前の円陣では、藤田が監督を日本一の男にすると。

 「藤田、偉いわ。藤田がずっと勝っている時にずっと声出しの担当をやってくれて、嬉しいわね。そういうところで選手に感謝というか、教えられた」

 -最後に遠藤が打った。

 「その前もヒットでしょ。後半7試合連続でずっとヒットを打っていて、セカンドのポジションも出ずっぱりで体力的にもついてきて。高校2年目で去年の努力というか、そういうのもちょっとずつ花開いてくれればいいかなと。まだまだ、まだまだだけど、あそこで同点打は大したものだ」

 -村上はちょっともったいなかった。

 「頌樹(村上)としては、あそこまでいったら7回0点とか。先頭に打たれて、バント処理があかん。もっともっと頌樹にはね。みなさんは6回2点OKなんてね。こういう短期決戦こそゼロで絶対抑えるというね。今日、頌樹もいい勉強になったと思うよ」

 -藤浪は7回に起用した。

 「これはもう安藤コーチ。2点ビハインドでどっかで出さないとと思って。9回の岩田(将)には驚いた。斎藤、そのままいくのかなと思ったら、えー、岩田(将)って。これは。最後の四球は余計だったけど。安藤コーチの、ずっとシーズン中もそうだけど、しっかりはまったな」

 -藤浪は1軍に中継ぎというのも考えられる。

 「今日はそうやったけど、先発すると思うよ。フェニックスはね」

 -有終の美を飾れたが、選手はまだ1軍へという思いを持っている。

 「そう。こういう頑張った選手たちをね、何とか競争して1軍で活躍させるのが我々の仕事なんで。また月曜日からしっかりと気持ちを切り替えて。明日はゆっくり休養して、月曜からです。これはチームとして戦うわけじゃないんで。江越、高山、板山みんなそれぞれ課題が違う。投手もそう。西純にしても色んな選手の課題があるので。そこはコーチとコミュニケーション取って、しっかり取り組ませますよ」

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