阪神・西勇 オレがやらねば~6回0封も苦し勝った6勝目「みんなで勝てた」

 6回、ソトの空振り三振に雄たけびを上げる西勇
 力投する西勇
3回、好守で盛り立てる阪神・糸原健人に笑顔で声をかける阪神・西勇輝=横浜スタジアム(撮影・飯室逸平)
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 「DeNA0-2阪神」(6日、横浜スタジアム)

 六回2死一塁。阪神・西勇は最後の打者となったソトをチェンジアップで空振り三振に抑えると、マウンドで「ヨッシャー」と雄たけびを上げた。6回7安打無失点の粘投。通算100勝を達成した9月10日・広島戦(マツダ)以来の白星で今季6勝目をマークした。

 「先頭をよく出したんですけど、仲間の守備といい、梅野のリードもそうなんですけど、みんなで勝てた勝利だと思っています」

 西勇が振り返るように二回から五回まで毎回、先頭打者に安打を許していた。特に苦しかったのは2点リードの四回無死二、三塁。「見ている人全員が、2点取られるだろうなという雰囲気だった」と嫌なムードを感じていた。それでも「死ぬ気で投げていたので、なんとかゼロで(抑える)」と勝負どころで意地を見せた。

 宮崎はスライダーを捉えられたが一ゴロに仕留めた。ソトはフルカウントからのチェンジアップでボテボテの投ゴロ。さらに2死一、三塁で大和をチェンジアップで左飛に打ち取り、最大のピンチを切り抜けた。

 「決め球を低めに丁寧に投げることができた。最後は絶対に抑えてやるぞという強い気持ちを持って投げました」と気迫の投球で打線をねじ伏せた。

 矢野監督も「ノーアウト二、三塁でしっかり粘ってくれたというのがね。一番、勝ちを付けた要因かなと思うけど」と、エースの踏ん張りをたたえた。

 9月24日の巨人戦(東京ド)は3回5失点で降板。試合後に矢野監督が設けた話し合いの場で30分以上話し込んだ。今季は6勝9敗。勝てない日が続いても、指揮官は常に先発で送り出してくれた。

 「西がいてよかったなという投球を心掛けたい」と西勇。監督を胴上げするために、最後まで“死ぬ気”で投げ抜く。

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