阪神・青柳 復活!6戦ぶり11勝目 ハーラートップタイ巨人・高橋に並んだ

 「DeNA2-5阪神」(5日、横浜スタジアム)

 ようやく手にした白星をかみしめる。関東遠征9番勝負の初陣を託された青柳が、6回6安打2失点の力投でリーグトップタイの11勝目を挙げた。東京五輪以来となった横浜スタジアムのマウンドで「嫌な気持ちもありましたけど、何とかその記憶もなくせました」と心の底から笑った。

 自身初のシーズン2桁10勝目をマークした8月24日・DeNA戦を最後に、登板5試合連続白星なしの3連敗。5試合連続で先制点を奪われる悪循環に陥っていたが、この日は初回に4点の援護を受けて「楽な気持ちで投げられました」と本来の投球を取り戻した。

 右打者の内角に140キロ超のツーシームを投じて攻め、序盤からゴロアウトを量産した。五回に2点を失ったが「いいところで粘れたので、良かったかなと思います」と傷口を広げなかった。矢野監督は「今日みたいなピッチングをどんどんやってくれたら頼もしくなると思う」と話した。

 金メダルを獲得した東京五輪。だが、青柳は「悔しい」という言葉を何度も繰り返した。救援登板2試合で計5失点。8月2日の準々決勝・米国戦(横浜)では、同点の五回に3ランを浴びた。

 「嫌なイメージしかなかったですけど、マウンド(の状態)も変わっていましたし、横浜にも負けていなかったので」。同戦で中前打を許していたオースティンに初回は四球を与えたが、四回は捕ゴロ。悪夢を振り払い、DeNA戦は今季4勝負けなしだ。

 目標は13勝。それが逆転Vにつながる。「遥人(高橋)が活躍しているのを見て悔しかったので、何とか勝ちたいという気持ちはずっとありました」。現在11勝、勝率・688で投手部門2冠。右腕は「残りの試合を全部勝つくらい頑張っていきたいと思います」と気合をみなぎらせた。

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