阪神戦力外通告 荒木「覚悟していた」伊藤和「辛い思い出しかないが良い経験」

阪神・伊藤和雄
 阪神・荒木
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 阪神は5日、荒木郁也内野手(33)、伊藤和雄投手(31)、石井将希投手(26)、鈴木翔太投手(26、藤谷洸介内野手(25)に来季契約を結ばないことを伝えたと発表した。

 鈴木、石井将は現役続行を希望しており、荒木、伊藤和、藤谷は未定となっている。荒木、伊藤和の一問一答は以下の通り。

 ▽荒木

 -今の心境は

「1軍に呼ばれることがなかったので、自分の中で当然覚悟はしていたので、驚きはしていないです」

 -今後の予定は

 「今はまずお世話になった人に連絡をしている段階で、この先のことはそれが終わった段階で考えようと思っています」

 -タイガースのユニフォームを着るのは最後になる。これまでを振り返って。

 「実績は残せなかったですけど、今他球団でプレーされている鳥谷さんや福留さんと一緒に野球をすることができたことは自分の中で凄く良い時間でしたし、たくさんの人から野球を勉強させてもらったなという思いはあります」

 -ファンの応援もあった。

 「やっぱり他の球団に比べてもタイガースファンの方々の応援の熱というのは凄く感じましたし、その応援の中で、甲子園でプレーさせてもらえたことは本当にありがたかったなと思います」

 ▽伊藤和

 -今の率直な心境。

 「毎年覚悟はしていたんですけど、特に今年は結果が出なかったら終わりと思ってやった1年だったので、覚悟はできていました」

 -この先、野球を続けるかどうかは。

 「いろいろな人に相談して決めたいと思っていますけど、自分の中ではひと区切をつけて違う道に進もうとは考えているんですけど、そこは相談しながら決めたいと思います」

 -タイガースでの10年を振り返って。

 「入った時は『凄い、とんでもない世界に入ってきたな』と思って、怪我とかいろいろありましたけど、10年もタイガースのユニフォームを着させてもらって野球ができたことは本当に感謝しかないですし、正直辛い思い出しかないですが、本当に良い経験をさせてもらったなと思っています」

 -矢野監督はファーム監督時代から期待していたと感じるが。

 「1軍の監督になられた時にも名前を出してもらって、期待していただいていると感じていたんですけど、その期待に応えることができなかったので、申し訳ないというか、本当に悔しいという思いです」

 -10年間たくさんのファンの方々が応援してくれた。

 「10年間、僕なんかを応援してくださった方々には感謝の思いしかないですし、今後野球を続けるかどうかはわからないですけど、ありがとうございましたということを伝えたいです」

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