阪神・高橋 初回5失点、今季初登板も無念 矢野監督「考えてる」次戦1軍登板示唆

 1回、サンタナに2点適時打を打たれ、沸き上がるヤクルトベンチの前で肩を落とす高橋
 1回、先発の高橋(右から2人目)はヤクルト打線につかまり福原コーチ(左)がマウンドへかけよる
 1回、村上(奥)に先制の2点打を浴びる高橋
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 「阪神3-13ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 339日ぶりに甲子園のマウンドに帰ってきたが、快投を演じることはできなかった。今季初登板初先発した阪神・高橋が4回9安打6失点(自責5)。まさかの炎上に、本人もショックを隠せなかった。

 「優勝争いをしている中で投げさせていただきましたが、試合を壊すような形になって本当に申し訳ない」

 味方の拙守も絡んだが、初回の5失点が痛かった。先頭・塩見、青木の連打で得点圏に走者を進められた。続く山田の打球は完全に打ち取っていたが、三塁・大山の悪送球で無死満塁とピンチが拡大し、ここで村上を迎えた。

 相手主砲は簡単に見逃してくれない。初球、高めに入った148キロ直球を完璧に左翼へ運ばれ、2点適時打を許した。9試合連続で先制点を献上した後も負の連鎖は続く。1死一、二塁から次打者・中村にも左前打を打たれたが、左翼・サンズがボールを握り替える際に落球し、二走を本塁に生還させた。

 その後も勢いを止められない。サンタナの詰まった飛球が中堅前方に飛んだが、前進してきた中堅・近本のグラブをスルリと抜けてさらに2者が生還。打者一巡の猛攻で、完全にリズムを崩された。

 上肢のコンディション不良から7月下旬に復活し、2軍戦では登板6試合で計17回1/3を投げ1失点と状態を上げていたが、この日はボールが高く浮くシーンも多かった。明らかに本来の投球ではなかったため矢野監督も「やっぱりいい時の状態ではないよね。捉えられている打席も多かったので」と言及した。

 それでも高橋への期待値は変わらない。「次回も考えてるよ」と次戦の1軍先発を示唆。首位堅守へ中9日で19日・巨人戦先発する可能性もあるだけに、調整期間の間で早急に課題を修正するしかない。次回こそ万全の状態でマウンドに立つ。

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