阪神 代打・糸井が反撃の適時二塁打 劣勢ムードでベテランが意地の一打

6回、糸井は右中間に適時二塁打を放つ。投手・戸郷=撮影・山口登
6回、糸井は右中間に適時二塁打を放つ=甲子園(撮影・山口登)
6回、糸井の中越え打で一走・大山はホームに激走する(撮影・坂部計介)
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 「阪神-巨人」(3日、甲子園球場)

 ベテランの一振りが球場のムードを変えた。五回まで一人の走者も出せず巨人・戸郷の前に沈黙していた阪神打線が、3点を追う六回に反撃を開始した。

 この日は7番に入った先頭の大山がチーム初安打となる中前打を放って出塁。ここで8番・坂本に代えて糸井が打席に立つ。フルカウントからの直球をはじき返した打球は右中間を破り、一塁から大山が生還。1点を返した。

 さらに阪神ベンチは先発の西勇に代打・佐藤輝を送るも空振り三振。自身ワーストをさらに更新する28打席無安打となった。続く中野、島田も倒れて追加点はならなかった。

 大事な一戦で阪神は打線を大幅に変更。1番・中野、2番・島田、3番・近本と左の快速打者を並べ、4番にマルテ、5番にロハスという打線。サンズ、佐藤輝はともにベンチスタートだった。

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