阪神大敗 巨人も負けて13年ぶり前半戦首位ターン 佐藤輝気を吐く2安打

3回、アルカンタラの代打に北條を送る矢野監督(撮影・飯室逸平)
7回、右前適時打を放つ佐藤輝(撮影・北村雅宏)
9回、ソロを放つサンズ(撮影・北村雅宏)
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 「阪神2-8DeNA」(13日、甲子園球場)

 投打がかみ合わず、阪神が完敗した。だが、2位の巨人もヤクルトに敗れたため、2008年以来13年ぶりの前半戦首位ターンが決まった。

 先発・アルカンタラが大誤算だった。初回、先頭の桑原から3連打を浴びて先制点を献上。さらに宮崎とソトにも適時打を許し、この回3点を失った。二回は無失点に抑えたが、三回にオースティンに右翼席へ被弾。来日最短の3回7安打4失点でKO。2敗目を喫した。

 四回からは二保-馬場-及川-と無失点リレー。だが、3点差で迎えた八回、5番手として登板した藤浪が大乱調。先頭の佐野に四球を与え、続くオースティンから4連続長短打を浴びて4失点。1死も奪えないまま降板した。三者三振で流れを呼んだ前夜の再現はならなかった。

 攻撃陣は前夜にサヨナラ劇勝を演じた勢いもなく中盤まで左腕・坂本に抑え込まれ、ゼロ行進。4点を追う七回に無死二塁からドラフト1位・佐藤輝(近大)が坂本の変化球に食らいつき右前適時打。九回にはサンズが意地の左越え17号ソロを放った。

 佐藤輝はこの日、オールスターのホームランダービーファン投票で最多得票で選出されたことが発表された。二回には左中間へ二塁打をマーク。9試合ぶりの複数安打を放った。

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