阪神・大山が劇的サヨナラ打 3点差九回2死から炎の5連打で大逆転

 大山のサヨナラ打に歓喜の阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
 9回、適時打を放つ近本(撮影・飯室逸平)
 9回、代打で左前打を放つ佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 「阪神4-3DeNA」(12日、甲子園球場)

 阪神が劇的な逆転サヨナラ勝ちで連敗を2で止めた。試合の無かった2位・巨人とのゲーム差を「2」に広げた。

 20イニング連続無得点だった打線が九回に目を覚ました。差は3点DeNA守護神三嶋に対し、梅野、代打佐藤輝の安打で2死一、三塁とし、近本の左前適時打でまず1点。続く糸原の中前適時打で1点差。さらに一、三塁でマルテが中前適時打で同点。そして4番大山が初球を中前に運んだ。

 大山のサヨナラ打は昨年11月4日のヤクルト戦で梅野から本塁打を放って以来。

 それまでは拙攻の連続だったDeNA先発・大貫に対し、何度も得点圏に走者を進めたが、あと1本が出ない。両軍無得点の二回2死一、二塁では中野が見逃し三振。先制を逃した。1点を追う三回も2死から得点圏に走者を置いて大山が右飛に倒れた。五回には2死二塁でマルテが三ゴロ。チャンスを生かせなかった。

 3点差となった七回は2死二塁となったが、糸原が空振り三振に倒れていた。

 先発の青柳は6回まで1失点の好投を披露していたが、七回に森に左中間への適時二塁打に失策も絡み、2点を失った。7回3失点(自責1)と試合を作ったが、打線の援護に恵まれずリーグトップタイの9勝目を挙げることができなかった。

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