【新井貴浩氏の眼】阪神・大山は私たちが思っている以上にタフだ

 「ヤクルト5-6阪神」(8日、神宮球場)

 思わず声が出てしまった。阪神は八回に梅野が同点タイムリー。さらに、この日は何と言っても勝ち越し3ランを放った大山だ。野球にはミスがつきもの。八回は相手の失策から始まった攻撃だった訳だが、勝つには相手のミスに対して、いかに付け込んでいけるかが大切だ。

 大山はここまで3試合連続でスタメン7番が続いている。自分がいる場所は『ここではない』と思っているのではないだろうか。いずれ、必ず自分の力で『本来いるべき場所に戻る』と考えていると思う。

 スタメンから外すという選択肢についても、大山本人のメンタルな部分や、背中の張りから2軍で調整していた時期もあったことから、フィジカルの状況を考慮する必要はあると思う。

 だが、矢野監督をはじめ、コーチ陣が常に大山と密なコミュニケーションを取っているはず。これまでも両者のコミュニケーションから、その都度、最善の判断をしてきているだろう。

 去年、大山は開幕スタメンではなかった。その状況の中で、チャンスを物にして自分の力で4番を奪い取った。そういう経験をした彼は、私たちが思っている以上にタフな選手だ。

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