阪神・平田2軍監督 ウエスタン5連勝にも「木浪のお人よしが出るねん」
「ウエスタン、オリックス4-9阪神」(3日、オセアンバファローズスタジアム舞洲)
阪神はオリックスに快勝し、5連勝となった。先発のドラフト5位・村上頌樹投手(東洋大)は六回途中8安打3失点(自責2)。七回に3番手で登板した岩田稔は中継ぎ転向後、6試合連続無失点となった。
打線は約1カ月ぶりに4番復帰となった井上が3安打4打点の大暴れ。木浪にも降格後即タイムリーが出た。
-先発の村上は六回途中3失点。
「粘り強く。(2点適時打となった)元の1球だけやな。エラーもあったけど。あそこでインコース真っすぐ、甘く入ったところを、ヒット打たれながらも粘ってたんで。あいつの持ち味なんでね。そこがちょっと粘りきれなかった。ミスが出たところで。三回り目だったんでね。そこが反省点だな」
-毎回試合を作ってはいるが。
「ずっと5、6回を1、2点で抑えてはいるんでね。ただそれがずーっと続いてるだけや。もうひと殻破るところを求めて、今日は100球近く、5回で終わるところを6回行かせて。そこはミスが出たものの、もうちょっとストレートの質が上がってくると、もっと彼の緩急のピッチング(が生きる)。持ち味は十分出してくれてるんだけど。もう一つレベルを、俺らは上で通用するためにはというところで見てるんでね。ゲームは作ってくれてるけど、もう1つ1軍で通用するためにはというところを求めて頌樹(村上)なんかは行かさないかん。これで5回2/3、3失点でOKというわけにはいかん。1軍ではこれでOKかもしれんけど。もうちょっとレベルをね上げるために、今日はいいところで打たれたよ。下位打線で7、8、9なんとか頑張れっていうところやったんでね。踏ん張りどころ。キャッチャーも含めてだけど、栄枝と」
-岩田がここ6試合中継ぎで無失点を続けて、この日も三振2つで三者凡退。
「まぁこうやって中継ぎをして、常にあいつには、1球の大事さや、また新しいあいつにも働き場所が出てくるんだから。そういうところで、1人1人というか、1球1球の大事さを今、感じながらやってくれている」
-4番復帰の井上が3安打4打点の活躍。
「今日から4番また、復帰というか、抜てきして、アグレッシブさがなければすぐ外す。今日はそういうところ、ちょっとは出たかな」
-3打席目はバットを折りながら内野安打。執念も見えた。
「あんなものはなんの評価にもならんかな。ショートが捕って投げればアウトや。あんなもの評価できるか。ただ、タイムリーが出て、4番が打ったらこういう大量点になるというところを感じてくれるゲームかなというところやな」
-木浪は降格後即タイムリーとなったが。
「(それよりも)望夢(高寺)の送球が低くて、ああいうところの判断、人がいいところが出るねん。木浪のお人よしが出るねん。あれをなんとかゲッツー取ってやるぞって。そうでなく、何とか1つ、そういうところを、ファームとはいえ、勉強してやったらいい」
-陽川が2日続けて帯同していないが。
「(鳴尾浜で)打ち込み。全然やんか、由宇で。床屋に行ってこいって言ったんだよ、髪の毛が長いし。だから昨日、床屋行っとった。明日はこっちくる(予定)。自分で納得して、試合に出たいと、ちょっと感じがつかめたなら、自分でバッティングコーチに言えと、そういうふうにしてるんやけど」
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