阪神 痛恨の敗戦 9回守護神スアレスがまさかの4失点 初の救援失敗に甲子園ため息

 ベンチから戦況を見つめる阪神・矢野監督(撮影・飯室逸平)
 ヤクルトに敗れ、阪神・矢野監督(左端)は厳しい表情でファンにあいさつする(撮影・山口登)
 8回、阪神・小野寺は送りバントを失敗し併殺となり悔しそうにベンチに戻る(撮影・山口登)
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 「阪神1-6ヤクルト」(1日、甲子園球場)

 阪神は最終回に痛恨の5失点。絶対的守護神のスアレスが崩れ、まさかの敗戦を喫した。ヤクルトとの今カード対戦は1勝1敗1分けに終わった。

 波乱の展開は1-1で迎えた九回だった。阪神は守護神スアレスがマウンドへ。試合前まで0・56と抜群の安定感を誇っていた右腕だが、2死一塁からオスナに安打、川端には四球で満塁。ここで代打・宮本に左前へ2点適時打を打たれ、勝ち越しを許した。

 ここでスアレスはKO。救援した馬場が中村にも2点適時打を浴び、スアレスはまさかの4失点となった。

 打線は東京五輪侍ジャパンに選出されている梅野から久々の一発が飛び出した。両軍無得点の六回先頭。奥川の甘く入ったスライダーをガツン。夜空に高々と舞い上がった打球はぐんぐんと伸び、そのまま左翼席へと吸い込まれていった。

 投手陣はガンケルが7回4安打1失点。1点リードの七回先頭の山田に右翼ポール際へ同点ソロを浴びたが、最少失点でなんとかとどめた。この日ガンケルは10奪三振をマークしており、来日初の2桁奪三振を挙げた。

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