阪神・マルテ 意地の同点弾で引き分け 2位・巨人とのゲーム差を「3」に広げる

 8回、同点ソロを放った阪神・マルテはベンチ前で絶叫する(撮影・北村雅宏)
 8回、リクエストで阪神・マルテの同点ソロとなり指をさして喜ぶ矢野監督ら首脳陣(撮影・田中太一)
 8回、同点ソロを放った阪神・マルテを迎え“ラパンパラ”ポーズを決めるナイン(撮影・田中太一)
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 「阪神2-2ヤクルト」(30日、甲子園球場)

 阪神は投打の踏ん張りで引き分けた。

 先制点を奪ったのは阪神だった。初回、先頭の近本が中前打で出塁し、1死後にリーグトップに並ぶ今季16個目の盗塁を成功させ、二塁に進塁した。続く、マルテが高梨の146キロ直球を振り抜き、左中間を破る適時二塁打。3試合連続打点となる一打で先制した。

 同点に追いつかれたのは、1点リードの四回。アルカンタラが先頭の村上に右翼席へ同点ソロを被弾した。その後も3安打で1死満塁のピンチを背負ったが、高梨を投ゴロ併殺に打ち取って、追加点を与えなかった。

 同点の七回には2番手・及川が好救援。1死二塁の場面で登場すると、青木を見逃し三振に抑えると、3番・山田も右飛に仕留めてピンチを切り抜けた。

 1点ビハインドの八回には、マルテのバットが奮起。1死走者なしから清水の148キロ直球を捉え、打球を右翼方向へはじき返した。激走で三塁に到達した助っ人だったが、矢野監督のリクエストでポールに直撃していたことが判明。判定が本塁打に覆る同点の13号ソロ。助っ人が終盤に意地を見せ、敗れた2位・巨人とのゲーム差を「3」に広げた。

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