阪神・藤浪「どんな形でも粘り強く」劇的勝利呼ぶ好救援

7回に登板し力投する藤浪=札幌ドーム(撮影・西岡正)
7回、ガッツポーズをする藤浪=札幌ドーム(撮影・田中太一)
日本ハム・中田と談笑する阪神・藤浪=甲子園(撮影・田中太一)
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 「日本ハム2-3阪神」(8日、札幌ドーム)

 中継ぎに転向している阪神・藤浪晋太郎投手が同点の七回からマウンドに上がり、1回無安打無失点。勝利の流れを呼び込む快投を披露した。

 同点七回先頭、近藤には四球で出塁を許してしまう。この対戦時、4球目のファウルが168キロと表示されて球場が一瞬、ざわつく場面があった。

 藤浪は冷静だった。続く高浜には投前に犠打を決められ、さらに次打者の王の二ゴロの間に二走・近藤を三塁へ進塁させたが、最後は渡辺をカットボールで空振り三振に仕留め、ガッツポーズを披露した。

 競った状況での登板となったが「しびれる場面だったので、同点でしたし、なんとかどんな形でもゼロに抑えられるようにマウンドに上がりました」と心境を振り返る。

 今後も緊迫した場面での登板が予想されるが「ピシャッと抑えるに越したことは無いんですけど、どんな形でも粘り強く」とチームのために懸命に腕を振る覚悟だ。

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