阪神・近本、突破口切り開いた 初回先頭打&先制ホーム 二回にも2点タイムリー

 2回、2点適時打を放つ近本
2回、中前に2点タイムリーを放つ近本(投手・石川)=撮影・飯室逸平
2回、近本は中前に適時打を放つ(撮影・山口登)
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 「阪神6-1ソフトバンク」(4日、甲子園球場)

 1番打者の仕事を全うするために、阪神・近本が懸命に食らいついた。左翼前に弾む白球は、ソフトバンク先発・石川の立ち上がりを攻め、猛虎打線を目覚めさせる切り込み隊長の一撃。4年連続日本一の強敵撃破へ、2安打2打点と攻撃の流れを作った。

 先手を奪う一打は初回だ。「いい投手ですし、甘い球もそうそう多くないと思っていたので、積極的に打ちにいくことを意識していました」と、高めに浮いた右腕の146キロ直球に反応。左前に運び、チャンスメークした。続く北條が左中間を破る二塁打を放つと、一塁から一気に生還。1、2番同級生コンビの連打で先制点を奪った。

 好機を作るだけでなく、勝負強さも発揮した。2点リードの二回2死二、三塁。痛烈な打球を中堅へはじき返した。貴重な追加点となる2点タイムリー。「テル(佐藤)が出塁してくれて、青柳さんもバントを決めてくれたので、何とかランナーをかえしたいと思っていた」と仲間の奮闘に最高の形で応えた。

 5月は月間打率・347を記録し、6月に入っても打撃は好調だ。「しっかりと自分のスイングをすることが大事ですし、積極的に打ちにいきたい」と近本。連勝街道を歩むためにも、選手会長が攻撃の起点となり続ける。

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