阪神・ドラ6中野 “頭魂”Vホーム 前夜の汚名を好守で即返上!

 3回、北條の適時打で二塁走者の中野は返球を頭に受けながらも先制のホームイン(撮影・山口登)
 6回、伏見の打球を捕球し二塁へ送球する中野
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 「阪神2-1オリックス」(2日、甲子園球場)

 真っ黒になったユニホームが勝利に貢献した証しだ。阪神のドラフト6位・中野(三菱自動車岡崎)が悔しさを晴らすようにグラウンドを駆け回った。チーム初安打に好走塁。そして前夜の悪送球を取り返す好守備と小さな体を目いっぱい動かした。

 「何としても今日は取り返そうという気持ちを持っていた」と、自慢の守備範囲の広さで何度もピンチの芽を摘んだ。まずは、三回2死一塁。杉本の放った三遊間のゴロにギリギリで追いつき、無駄なく二塁送球。秋山も思わず指をさす好プレーだ。

 さらに、六回無死一塁では伏見の三遊間への強烈なゴロをダイビングキャッチ。前夜の反省を生かし、しっかり球を握り替えて二塁をアウトにした。ユニホームが泥だらけだからこそ、こぼれる白い歯が目立つ。

 打撃では三回無死、気迫のヘッドスライディングで内野安打に。さらにその後、北條の左前打で二塁から三塁を蹴ると、またまた頭から本塁へ突入。「とっさに出たというか、気持ちが前に出ました」。送球が頭に当たったが何事もないようにベースを滑り抜けた。

 そんな全力プレーに虎党も魅了されるのか、球宴のファン投票中間発表では遊撃手部門でトップに立った。「その評価を裏切らないように、プレーで魅せられるようにやっていきたい」。ミスはすぐに取り返す-。中野の闘志あふれるプレーに目が離せない。

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