木内球審が阪神・矢野監督からの“抗議”説明「矢野監督も確認ということだったんだと」

 「西武1-0阪神」(29日、メットライフドーム)

 阪神の矢野監督が試合終了後、審判団と話し合いを持った件について、木内球審が説明した。

 木内球審によると「確認できる映像がなかったんですか?」と矢野監督から問われ、「ネットに当たっているように見える映像はありませんでした」と説明したという。

 さらに「本来であれば検証後の抗議はないんだからやめてくれっていう話をしたら『いや、言わせてくれ』と」と、その後のやり取りも明かした木内球審。「本当にそれだけなんですよ。我々は我々の仕事をしただけで、矢野監督も確認ということだったんだと思います」と話した。

 問題の場面は1-0の九回2死二塁。一打出れば、同点の状況でロハスが放った飛球を左翼・岸がファウルゾーンでキャッチ。通称“砂かぶり席”前に今年から設けられた防球ネットすれすれでの捕球となった中、アウトの判定が下されたものの、ロハスがネットに打球が触れていたとアピールした。

 阪神ベンチはすかさずリクエストを要求するも、判定は覆らずに試合は終了となった。「もちろん、ビデオ判定の後に抗議ができないのはわかっているんだけど」と矢野監督。「俺らも確信はないんだけど、(ネットの)上の方に当たったように見えたから」と意図を説明した。

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