阪神・西勇は7回2失点で今季最多8K 鳥谷に適時打許すも勝ち投手の権利得て降板

 7回、ロッテ・山口を併殺に仕留め、ガッツポーズを決める西勇(撮影・高部洋祐)
 7回、山口を併殺に仕留め、喜びを噛みしめる西勇(撮影・高部洋祐)
 7回、西勇は鳥谷に適時打を許す(撮影・山口登)
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 「阪神-ロッテ」(25日、甲子園球場)

 阪神の先発・西勇が7回7安打2失点で後続にバトンを託した。

 初回1死一、三塁から自身の一塁けん制悪送球で先制点を献上。不穏な空気が漂ったが、二回と三回は三者凡退。勝負球のフォークで相手打線を翻弄(ほんろう)し、リズムを取り戻した。

 三回にマルテ&サンズのアベック弾で一気に逆転。七回に代打・鳥谷に右前適時打を浴びて1点差とされたが、踏ん張った。今季自己最多8奪三振。前回登板した18日・ヤクルト戦では5年ぶりの5四球と苦しんだが、この日は無四球だった。

 ロッテ戦は通算38試合の登板で18勝(カード別最多)9敗、防御率2・81。4月20日・巨人戦以来、4試合連続で勝ち星から遠ざかっているが、この日はオリックス時代から好相性のロッテを封じ、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

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